尿トラブル 締めつけの強い下着に注意!
2022年04月02日

くしゃみやせきで起きてしまう尿もれ。尿もれ対策として、『骨盤底筋のトレーニング』『骨盤底に負担がかからない生活動作』などが挙げられます。その他、下着を見直すというのも対策のひとつです。
ニッパー、ボディースーツ
骨盤ショーツ、ガードル…
締め付けの強い下着を着用していませんか。
股関節の痛みがある方(30代後半、産後2ヶ月)
骨盤ショーツを履かれていました。
脚の付け根が痛い、かかとが痛いというお悩み。
骨盤調整もさせていただきましたが、一番の原因は骨盤ショーツでは⁈
締め付けが強いと血流が悪くなることを説明しました。
特に、脚の付け根(ソケイ部)は足に繋がる血管やリンパ、神経が通る大事な場所です。
きついショーツによりソケイ部が圧迫されると、『老廃物が溜まりやすくなる』『足がむくむ』『足が冷える』…と言われています。
「緩めに履いてね。」と、お伝えしました。
その後、お会いすると
痛みはすっかり良くなっていました(^。^)
着用していた骨盤ショーツはちょっと小さめ。これ以上緩く履けないということで、着用をやめたそうです。
尿漏れに悩む方(60代)
ボディスーツやガードル、骨盤底筋を引き上げるというショーツを着用されていました。
ボディースーツはお腹をギュッと圧迫して、ウエストラインを綺麗に見せます。
お腹をギュッと引き締めると、お腹の中の圧力(腹圧)が高まります。
圧力により骨盤内の臓器が下に向かって押し出される形になり、骨盤底に負担がかかってしまうのです。
そうすると、骨盤底筋の働きが妨げられ、尿もれが起きやすくなってしまいます。
これは意外と知られていないことなんです。
着用をやめたところ、尿もれが改善したと、安心されていました。
下着に頼らずに、筋肉で、自前のベルトを作っていくことが大切ですね!
気になるウエスト、腰回りは正しい呼吸とエクササイズで整えていきましょう(^。^)